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乳幼児期におけるアート活動(遊び)とは②

投稿日:2018年12月6日 更新日:

こんにちは。

子どもの専門家ブログです!

今回は、アート活動(遊び)についてのポイント②、「表現する」ということについて話していきます。

表現する

まず。ここでいう「表現する」ということは、ポイント①の(感じる)という経験や体験を積み重ねた先、その子どもたちが今遊んでいることに対して、

・楽しいと感じて笑顔になること

・「これがしたい」「あれがしたいと」自分の好きなことに関して、思いを主張する

ことなどをさします。

また、

・青色が大好きだから、青い絵の具を使って思いっきり描く

・いろんな素材を組み合わせて工作をする

なども表現になります。

乳児期の子どもたちに関しても、

・ぐるぐると回る風車をじっと見つめている

・布団の温かさや柔らかさに心地好さそうにしている

などになります。

例をいくつかあげましたが、

言葉で説明すると、経験や体験を積み重ねたあとに、出てくる感情や行動の部分になります。

 

表現することで、子どもたちは自分の好きなことやりたいことをどんどん広げ、少しずつ積み上げていきます。

なぜそれがすきなのか、なぜそれがやりたいのかなど、自分の興味や好奇心を深めていくことに繋がっていきます。

また、

表現していく中で気になることを発見したり、探求したりしていきます。

       

 

「表現する」ということは、自分の好きなことを思いっきり伸ばしていくための「思考力」の源になります。

 

表現している子どもたちは様々な感情を持ちます。全てが「楽しい」と表現されることだけではありません。

「すごく嫌な感じがする」

「ちょっとこれは触るのが気持ち悪い」

「なんか怖い感じがする」

など

アート活動(遊び)においても、様々な感情が作品にもどんどん現れていきます。

「5感」そして「表現」に、様々感情が乗っかり、自分のことを考えていく力に繋がっていくのです。

 

アートで表現する

アート活動(遊び)は、子どもたちが自分を表現する絶好の機会です。

○美術・造形の分野

・絵の具やクレヨンなど色彩を持つ道具、

・粘土や砂場遊びなど表現を形にできるもの

・葉っぱやお花等の自然物

・水や空気など無形のもの

・その他美術や造形に関わるもの 等

  

美術・造形の分野に関しては、表現する範囲になるべく制限が置かないようにすると、子どもたちは思いっきり表現することができます。

例えば、紙の大きさや形、表現に使う素材の量等です。

また、無形のものに関しては色を付けたり、体感できるようにすると表現の幅が広がってきます。

美術・造形の分野では、様々な道具や技法があるので子どもたちの経験・体験という観点も含めて表現活動が豊かになってきます。

 

○音楽の分野

音楽といえば、まず楽器を使った遊びが連想されます。

・大きい音か小さい音か

・低音か高音か

・管音か弦音か

また

・その音を出しているものの構造?

・どうやって音が出ているのか?

・音自体をどうとらえるか?

音の出るおもちゃから、ピアノやトランペット、バイオリン等の楽器、また自然の音や生活音まで、子どもたちは生活や遊びの中でたくさんの音に触れていきます。

・ピアノの音がきれいだから触ってみたい

・お歌に合わせて太鼓を叩くと楽しい

・水の滴る音を聞くのが心地よい

・電車や車の音が迫力があってかっこいい等

これらは、音を聞くということに関しての表現になります。

   

また、音楽といえば歌を歌うことも一つの音楽表現です。

実際にのどを使って、大きい声・小さい声、高い声・低い声等、実体験レベルでの発信やコミュニケーションに繋がる表現方法の一つです。発語、言語なんかに関してもここに含まれてくるかもしれません。

赤ちゃんは、お母さんの声を聞き分けていると言われています。「お母さんの子守唄を聴くと懐かしく心地よく眠りについてしまう」というの、聴覚による感じる経験と表現の一つです。

ポイントとしては、できるだけ本物音に触れること、振動や波がある音波を体感することだと僕は思っています。

オーケストラや合唱のコンサートに行き、音がキレイに響く綺麗な会場の中で本物の音に触れること、体全身で音を感じて、子どもたちは、日常の表現につなげていきます。

     

○運動の分野

アート活動(遊び)における運動の領域とは、自分の体を使って表現するということになります。

・走る、ジャンプする等の行動的な表現

・バレエやダンス等の表現運動

また、

・演劇

等も含まれてくると考えています。(保育活動にするとごっこ遊びなどです)

うれしかったり、楽しかったりすると走りたくなるような感覚等がまさに、運動領域における「表現する」ということになります。

運動の表現に関しては、

例えば、

鬼ごっこやかくれんぼ等の遊びから

ダンスや演劇など、集団の中で表現する活動も多いです。

集団としての表現を作り上げていくこと、またその中で自分の表現を出していくことで、非常に大きな達成感を得る体験や、コミュニケーションを取っていく力が育まれていきます。

運動の分野に関しても本物を知るという機会は、子どもたちにとって大きな体験となります。

オリンピックをみたり、何かのスポーツ観戦に行ったり、宝塚の公演をみたり等大きな感動を子どもたちにあたえ、大きな夢に繋がっていくと信じています。

表現している瞬間の子どもたちはとても輝いています。

子どもたちの輝いている瞬間を一緒に共有し、素敵な時間を積み重ねていってもらいたいと思います。

 

次回は、ポイント③「夢中になる」について話していきます。

つづきはこちらから→乳幼児期におけるアート活動(遊び)について③

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