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乳幼児期におけるアート活動(遊び)について③

投稿日:2018年12月11日 更新日:

こんにちは。

子どもの専門家ブログです!

今回は、アート活動(遊び)についてのポイント③、「夢中になる」ということについて話していきます。

「夢中になる」ということ

「夢中になる」という段階は、

①感じる

②表現する

の次の段階に、なります。

自分の五感をフルに使って、積み上げたものを表現していく中で、

自分のやりたいことや好きなことを明確に持ち、自分のやりたいことや好きなことを探求していく、とことん研究していくという段階です。

夢中になることで、その事象に対して「もっと知りたい」という向上心と「これがわからない」という自分の存在をを確認することができます。

これは、自分は何がすきなのか常に考え続ける力と自分自身を理解し、解釈していく力を育みます。

やりたいことをやる能力

やりたいことをやるという能力というものがあります。

(もちろん、やりたいことがあるということがすでに一つの価値です)

やりたいことをするということは、

自分が今行っていることにストレスを感じないこと

自然体でやりたいことができるということ

を、指します。

今の時代、「やりたいことをやればいい」みたいなものが少なからずありますが、

これは、やりたいことをやっているという行動そのものを価値とするのではなく、

自分が、何か好きなこと、やりたいことに向かって進んでいる過程での、自然でストレスのない、内面的な思考や向上心が価値になっていると考えています。

ストレスがない状態、自然な状態の人間は、思いもよらぬ力を表します。

例えば、集中力、発想力、創造力、実行力などです。

子どもも例外ではありません。

その活動時に発揮する集中力について

子どもがなにかに夢中になってる姿、その瞬間瞬間の子どもの姿はとても輝き、とても幸福に満ちあふれています。

時間を忘れるように自分の好きなことにどんどんのめり込み、

自分の世界を常に楽しんでいく感覚が育まれます。

自分の世界を常に楽しんでいく、ということは、自分の世界(やりたいこと、好きなこと)を発見し、理解し、表現し、研究し、構築し、創造していくということです。

子どものアート活動(遊び)においての、夢中になるという段階は、この自分の世界を創造していく

・感覚的・直感的能力を育み

・化学的思考、物理的思考などの子どもの創造力に繋げていく思考力を養います。

その子にしか生み出せないもので、その子だけの視点で、一度きりしか作ることができない作品に希少性、独創性があります。

その思考は、その子の中で反芻され、新しい価値観へと突破される可能性があります。

子どもが「夢中になっている」時の大人との関わり

まず、その活動、夢中になっているという時間、集中力を尊重し、継続させてあげること大事です。

夢中になっている状態に制限をかけてしまうと、子どもの集中力や頭の中に描いていた創造は、一旦ストップしてしまいます。

また、新たな発想が生まれてくるかもしれない、、、ということはなきにしもあらずですが、

「さっきまですごく集中して何かを行っていたのに、(なにか制限されることがあって)今は全然取り組もうともしない」のような光景は、日常でよくみることと思います。これは、子どもの夢中(その事象に対する思考)が止まってしまったということです。

ですので、子どもが集中している時間帯というのは、なるべく止めないでもらえればと思います。もし、仕方なく止めなければならない場面があった場合は、その続きがしたいという思いが繋がるように、制限の掛け方、制限がかかっている間の時間の使い方を工夫することが大事になってきます。

また、大人が夢中になることを子どもと一緒に共有し、なぜ夢中になっているのかを伝えていくことが大事になってきます。

正直、子どもと関わっている大人でさえ、自分の興味ないことはなかなか腰が重く、やりたくありません。

ですので、まず始めに自分の得意なこと、興味のあること、楽しいと思うことを子どもに伝えていくことです。

大人が夢中になって、楽しんでいる姿を子どもがみると、子どもはその夢中をリアルに体験することができます。

「親と子どもの職業が同じ」のような事例は多々あります。これも、大人の姿を子どもが見て、自分なり解釈してきた結果の一つです。

「下の子が上の子の真似をする」のようなことも、その中の一つかもしれません。上の子が楽しそうに遊んでいたり、夢中になっている姿に憧れたり、求めたりすることも同じことです。

こうした、経験を通して、子どもたちは本物の夢中に触れることになり、自分の創造の材料としてどんどん思考錯誤していきます。

生来の能力にほとんどの差がなくてもこうした経験によって育まれ、後天的に付加される能力は、後に非常に大きな差となって現れてくるでしょう。

次回は、乳幼児期におけるアート活動(遊び)のポイント④「創造する」ついてです。

つづきはこちらから→乳幼児期におけるアート活動(遊び)について④

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