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輝く!広がる!子どもの表現!表現活動の発達段階と大人との関わり1〜2歳編

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こんにちは。

子どもの専門家ブログです!

今回は、子どもの表現活動の発達段階と年齢別の保育者(大人)の関わり方のポイントについてお話していきます。

指先や身体、心の成長に伴い、子どもたちの表現の仕方や幅は、変化し成長していきます。

今回は、発達段階をテーマに挙げていますので、子どもの表現の変化に段階があり、順序立ててお話させて頂きますが、

個々の子どもの個人差により、必ずしも年齢に一致する場合ばかりではないですし、その子の発達には、その子のペースがありますので、参考としてご覧になっていただけると幸いです。

子どもの表現の発達段階について

子どもの表現には発達段階というものがあります。

子どもの表現の発達段階とは、発達に伴う子ども達の表現の変化を、年齢と段階によってわかりやすく示したものです。

子ども達の表現は知能と心の発達に伴い変わっていきます。

年齢順に見ていくと、発達には順序があり、多少の早さ遅さの違いはありますが、基本的にほぼ同じ発達の道筋をたどっていきます。

そして、子どもの表現と関わる際は、その子の性格、発達を理解し、感情を受け止め、豊富なコミュニケーションの中で楽しく関わっていくことが大切です。

各年齢における造形表現の発達段階

乳幼児期では、明るい光や動くものを目で追ったり、自分の視線に入ってきた物をじーっと見る新生児から、生後半年前後にはハイハイをするようになり、おすわりの状態がキープできることで両手が自由となり、物を持って確かめるように見たりしながら、盛んに遊ぶようになります。

感覚機能や運動機能が発達するのに伴い、造形活動が生まれてきます。

1歳児 表現への関心・めばえ

1歳前後においては、手に持ったもので痕跡を残せたり、変化させたりすることができる喜びを感じ、表現的には点描きをするようになります。このなぐり描きは、肩と腕を上下に左右に動かすことができるようになると現れてきます。

1歳前半には、左右に腕を動かせるようになることから、手の往復運動の痕跡として、半円の弧を描くようになります。一応描いている方は見ているものの絵を描いているといった意識はないと考えられています。半円以外にも、たどたどしい不規則な線も現れます。

1歳後半では、肩と肘が同時に動かせるようになり、大きな丸が描けるようになります。まだ、独立した一つの円ではなく、ぐるぐるとつながっている丸で、往復運動が膨らみはじめ、変化したものです。

2歳近くになれば、肩と肘がスムーズに連動し、小さい丸が円らしくなってきます。ぎこちないながらも、小さく描くこともできるようになります。手の動きが手首から指先にへと発達し、道具の持ち方が大人と同じようになると、上下に往復する縦線のなぐり描きもできるようになります。

 

形の変化に対し、意識が向き、自分から進んでものの形に変化を加えるようになります。この時点で周りの大人の目にもはっきりとつくる行為として捉える活動が展開し始めます。積み木の扱いも、横に並べる、積み重ねることができるようになります。こうしたことを通し、一つと多く や 積むと壊れる ことからものの関係をとらえるなど、単一から多様に向けた活動の目覚めになっていきます。

 

★関わりのポイント

この時期にできるようになったなぐり描きをたっぷりさせ、3歳頃まで豊かに発展させていくことが大切です。形を描いてみせたり、教えたりするのではなく、単色でも自由に描かせることが大切です。(色においても固有色の概念で描いてはいません)

また、興味を示したものは繰り返すといった行為に対して、笑顔で優しく語りかけながら子どもの自発的で無理のない活動を促すようにすることが大切です。

2歳児 造形活動に対する意欲の高まり

2歳になると、指先の力が強くなり、つまむということができるようになります。単に握るということではなく、指先に意識が集中している現れであり、見ることにおいても意識して見るようになります。

2歳前半においては、絵を描く行為に手の働きだけでなく、目の働きが加わることで、今描いた線と今から描いていく線を見比べる、この先どこまで線を引こうか目測するなど未来を判断して行動する力が育つ時期でもあります。表現としては、はじめと終わりのある一本の線であったり、描きだした線のはじめのところに戻って、線をつなぐことができたりするようになることから、閉じた丸が描けるようになります。

2歳後半になると、「〜しよう、したい」のめばえが生まれ、長い線もしくは短い線、縦か横か丸かとどんな線を描こうという意志が芽生えます。また、二語文や多語文を使えるようになると、自分で描いた線を言葉で意味づけするようになります。実際の形ではない一つの線や丸を自分のイメージでそれぞれを見立て、一つの言葉に置き換えます。しかし、一度意味づけしたものでもその時々の気分や他人の言葉で変わってしまいます。

2歳終わりごろには、腕の力が増し手首の返しが自由になってくることから、大きな量の素材を扱うことができるようになります。可逆性に富んでいる粘土などは、子どもにとっても扱いやすい素材といえます。表面をなでたり、たたいたり、押したり、つまんだりして遊ぶうちに形が変わり、偶然できた形から、知っているものの形の特徴を発見し、「○○だ」と見立てて声に出すこともあります。しかし、まだ見立てへの執着は弱く、粘土素材そのものを楽しむことが活動の目的となっている場合が多いです。

★関わりのポイント

子どもが活動し、何かを成し遂げた際に「きれいだね、おもしろいね」などと言葉掛けをして活動を促進したり、凹凸のあるブロックや子どもの知っている単純かされた様々な形をした遊具で十分遊ぶことを通じ、形への感性を育てたりすることが大切です。また、両手を思う存分動かす紙破りなどは、ハサミを扱う準備段階としても体験させることが望ましいです。

 

乳幼児期1〜2歳の頃は心身の発達により、知的能力も増し、ものを扱うことができるようになります。そして、抽象能力の発達、思考力の向上、手先の器用さなどそれぞれの発達が総合的に関連し合い造形活動にも影響を与えています。

保育者(大人)の関わりとして、身体の発達とともに造形活動が自由になることを認識し、なぐり描きを十分に行うことが大切です。

 

3〜5歳児についてはこちらから→表現活動の発達段階と大人との関わり3〜5歳編

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