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子どもの生活(保育)における生活環境について④

投稿日:2019年1月5日 更新日:

こんにちは。

子どもの専門家ブログです!

今回は、子どもの生活(保育)における環境構成についての④、年齢別における環境構成についてお話していきます。3~5歳児編です。

3歳児の環境

3歳児頃は、周囲への関心や興味が強くなる時期です。様々な経験から感受性を育み、友だちと関わる楽しさも味わえるようにしていきます。

3歳児になると、子どもたちの生活の幅はどんどん広がっていきます。大きい子への憧れ、小さい子たちからのお兄さんお姉さんとして、異年齢の関わりも多くなってきます。

こうした環境の中で、身近なものに興味を持ちながら、子どもたちは少しずつ自分の世界を広げていきます。

子どもに発達に合わせた遊び道具を用意する

3歳児は、自分でできることも増えてきて、何でも自分でやりたがります。大人や年上の子どもの活動を見て、自分でもやってみようと真似を始める姿も見られます。

「一人遊び」「共同あそび」が活発になり、保育室の中でも、子どもたちが一緒に大きな積み木を運んだり、遊ぶ場を友だちと試行錯誤しながらつくっていく姿も見られます。

ですので、保育室には、こども自身が動かせるもの、一人ではできないが何にかで動かすことができるなど、子ども自身が自分たちの遊ぶ場を作っていけるような環境づくりをしていきます。

友だちと一緒に場をつくった子を見て、別の子も真似をし始め、輪が広がっていきます。

また、この時期は、身近な友だちにも関心が向かうようになります。一緒でうれしいと思う体験を重ねたり、みんなで過ごす時間を大切にしたりなどの援助が必要です。

4歳児の環境

いろいろな道具を使い、細かな作業など、ますます自分でできることが増える時期です、遊びながら基本的な生活習慣を身につける環境づくりを行います。

遊びや生活を自分たちで作り始める4歳児

手指を使う遊びも巧みになり、友だちの思いにも気付いて周りを意識するようになるなど、人とのかかわりが広がってくる4歳児。

身体面でも大きく成長して体のバランスがとれてくるため、給食の時間などのいすの移動もこなせるようになります。テーブルの準備を行い、手洗いを終えて席に着く姿にも、たくましさを感じられます。

連続性のある体験を

子どもたちのやりたい・したい気持ちは、様々な素材やきかっけによってどんどん想像され、つながり、広がっていきます。保育室の環境として子どもたちの生活や遊びに連続性を持たせられるような環境が必要になってきます。

ひとつの素材に何度も手を加え、その変化を楽しみながらさらに新しいものを作り出す、貴重な体験になってきます。

子どもたちが、日常で発見したものや疑問に思ったこと、本物の体験をした後など、一つの体験を点で終わらせるのではなく、点と点を繋いだ体験になっていくよう、子どもたちの様子を見ながら、子どもたちが自由に発想し、遊び込めるように環境を構想していきます。

5歳児の環境

自分の思いを表し、友だちと遊びを作り出すようになる時期。自分の役割を認識しながら、友だちとの共同作業を楽しめるような環境を考えます。

自分たちで生活や遊びを作り出す5歳児

基本的な生活習慣も身に付き、少しずつ社会のルールやマナーも理解し始めた5歳児。年間を通してなどの行事では、役割を担うことも多くなり、最年長組としての自覚や自信が生まれてきます。

給食の時間は、テーブルやイスをみんなでセッティングしてグループになり、手洗いや配膳などもてきぱきとこなし、片付けも自分たちで行います。

就学を控え、文字や数字にも興味をもつ秋から、保育室の壁に時計やお知らせなどを掲示して、文字や数字に親しむ環境づくりを行っていきます。

5歳児は、園内の様々な場所を自分の場所として活動していきます。友だちと大がかりなごっこ遊びを始めたり、絵本のコーナーでじっくり本を読んだり、製作コーナーで時間をかけてイメージ豊かな作品を作ったりなど、様々に遊びます。友だちと協同する体験と個のテーマにじっくり向き合う体験を重ねる中で、就学へ向かう力が育っていきます。

遊びの中でそれぞれに成長していく子どもたち

子どもたちは、思い思いに自分の「やりたい」ことを見つけ、遊びの時間を過ごします。

秋頃になると「ごっこ遊び」も進化して、自分の体験や記憶などを反映した細かな状況設定ができるようになります。

友だちと夢中になって遊ぶ姿があります。これは大作になると友だちと相談したり、いろいろなアイディアを出し合ったりすることで、仲間と一緒に活動する楽しさや達成感を味わっていきます。

子どもたちは、それぞれの遊びの中で、様々な成長を遂げていきます。

 

次回は、個人的に非常に興味がある、保育園・幼稚園におけるアトリエという環境についてお話していきます。

こちらから→ 子ども×アトリエ から広がるこどもの遊びと表現

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