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子どもの生活(保育)における環境構成について③

投稿日:2019年1月3日 更新日:

こんにちは。

子どもの専門家ブログです!

今回は、子どもの生活(保育)における環境構成についての③、年齢別における環境構成についてお話していきます。0〜2歳児編です。

0歳児の環境

0歳児は寝ている子、はいはいを始める子など、発達の差が大きい時期です。乳児の多様な動きを考えた部屋の構成が望まれます。

生活エリアの独立性と一体感のある空間

0歳児クラスは月齢や個人によって発達の差が大きく、一人ひとりが異なる生活リズムになっています。個々の生活リズムに対応できるよう、「食べる」「寝る」「遊ぶ」「清潔」という4つの生活エリアを考え、子どもの居心地がよく、安心して過ごせるような工夫が大事になってきます。

例えば、授乳・食事、午睡などの生活エリア、おもちゃの配置やハイハイがしっかりとできるような遊びのエリアなどを区別し、子どもたちが落ち着いて睡眠や食事をとれるように配慮していきます。

子どもたちの成長に合わせて、配置などを変えながら環境を整えていきます。

調乳室やオムツ交換や着替えなどのスペースに関しても、保育者の動線など細かな配慮をしていくことがポイントです。

一つの遊び方にしばられないおもちゃ

お座りやはいはい、つかまり立ちなど、少しずつできることが増えて、短期間にめざましい成長をとげる0歳児。特にこの時期は、運動機能だけでなく視覚や聴覚。触覚などの感覚器官がめざましく発揮するため、遊びの環境を工夫することが大切です。

動きのあるおもちゃや音の出るおもちゃなどを子どもが手に取りやすい場所に置いて、五感を刺激しながら身近にあるものに関心を持つことができるようにしていきます。子どもの好奇心を満たすように、一つの遊び方が限定されず、子ども自身が遊びを発見できるような、想像力をかき立てるおもちゃを選んでいくのがポイントです。

また、自然の素材で肌触りが良いもの、子どもがなめても安全な大きさや材料のおもちゃなど、合わせて、車の音や雨の音、風の音、光など外の世界からも刺激を受けられるような、自然とのつながりを用意していきます。

1歳児の環境

身近な人や環境に対する好奇心が高まって、旺盛な探索活動が始まる時期です。子どもの発達や成長を支える環境づくりをしていきます。

ひとり歩きができるようになり、行動範囲が広がる1歳児。異年齢との関わりも少しずつ増えてきます。

また、この頃の年齢は、トイレトレーニングの大切な時期です。保育室と一体化まどいや抵抗をやわらげる工夫をすることで、安心してトイレに行けるようになってきます。

周囲の状況や言葉を理解し始め、少しずつ自我が芽生えてくる一歳児。身近な人と関わり、旺盛な探索活動から、子どもたちの「やりたい、したい」気持ちもどんどん膨らんでいきます。反面、気持ちが先走りして転倒や転落などの事故が多い時期でもあるので、安全管理にも注意が必要です。

一歳児の保育室は、テーブルやイスの並べ方によって、遊びのスペースに変化させていき、その時々の子どもの興味に合わせて様子を変えながら、しっかりと遊び場を構成していきます。子どもたちの遊びの気持ちが自由に行き来し、満たさせるような構成が大事になってきます。

2歳児の環境

運動機能が発達し、子どもはさまざまなことに興味を持ち始めます。子どもの自発的な行動を引き出すような環境づくりが大切です。

異年齢の子どもとの触れ合いでメリハリのある生活

体力がついて、歩くだけでなく走ったりジャンプしたりと、運動機能を発達させていく2歳児。大きい子たちの真似ををしたり、憧れを持ったりし始めます。

異年齢との関わりも含めて、自分の世界をどんどん広げていきます。ですので、子どもが自ら、自分の好きな遊びのスペースや場所を見つけることができる環境構成が必要になってきます。

一方で、午睡の時は子どもたちが落ち着いて生活できるように部屋の明るさや光の指し方、遊びのスペースとの区切り工夫をして生活にメリハリをつけていきます。

見立てやごっこ遊びで想像力を膨らませる

言葉が急激に増えて、自己表現の幅が広がる2歳児では、会話をしながら行う「見立て遊び」や「ごっこ遊び」が始まります。

保育室には、子どもがやりたいと思った時にすぐ始められるよう、色々な遊びを揃えていきます。木製のものや、素材を活かしたものを使って、日常の生活を再現したり、絵本の世界を再現したり、見立てができるようになってきます。

そして、一人でじっくり遊ぶことも大切な時期です。落ち着いて遊べる環境にしていきます。友だちとの関わりも楽しめるように、大人が配慮して、友だちとの遊びの楽しさ、うれしさを育んでいきます。

次回は3〜5歳児編です!こちらから→子どもの生活(保育)における環境構成について④

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