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Art×Physics 子どもと「なぜ?」を考える アート活動を通した育む思考するチカラ

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こんにちは。

子どもの専門家ブログです!

今回のテーマは、Art×Physicsアート×物理(科学)です。

これまでの投稿で、アートを通した表現するチカラ、創造するチカラなどについてお話してきました。今回は、アートを通した思考するチカラについてお話していきます。

物理という考え方

ものが下に落ちる、ボールが転がる、空が青い、夕焼けが赤い、飛行機が空を飛ぶ、新幹線が猛スピードで走る、などなど。

これらの現象、出来事というのは全て物理的現象になります。

物理とは、これらの現象の仕組みを把握しようとする試みを指します。

今回、Art×Physicsというテーマなので、先にお話しすると、

普段子ども達がビジュアル的に入る情報を元に描く事象や現象を、物理的に捉え表現していくという繋がりになってきます。

空を表現しようと考えたら、青色系の色が基本になってます。

りんごを描こうと思ったら、表面は赤色になるのが基本です。

こういった表現を、ただ視覚的に捉え表現するだけでなく、その事象の内容を深く理解し表現していくということです。

対象をよく観察する

物理の学びの基本は、まず対象を良く見て観察することです。

たとえば、

・虹はなぜ7色なのか

・なぜ晴れた日の空は青く、夕日は赤いのか

などあらゆる現象を観察します。

目で見て、耳で聞いて、鼻で嗅いで、手で触って、集中して五感で感じることです。

日々の生活の中に、自然とありふれる現象を感じていきます。

その現象について「なぜ?」を問いかける

次に、その観察した現象について「なぜ?」という問いを投げかけます。

身近なことに疑問を投げかけていると、様々な関係に気付くようになります。

「虹は上が赤くて下が青いのはなぜ?」

「晴天の空は青いのに夕焼けが赤いのはなぜ?」

「水は透明なのに海の色が青いのはなぜ?」

普段は何も考えず見過ごしていることも、子どもは先入観にとらわれずに素朴な疑問を抱く柔軟さを持っています。

この日常の中の「なぜ?」を問いかけることが、思考するチカラ、考えるチカラを育んでいきます。また、「なぜ?」に対して、何らかの理解を求め続けることは、子どもの生きるチカラ、問題解決力を育みます。

子どもの「なぜ?」を一緒に考える

子どもに質問された時、どうこたえるか。

これは、非常に重要なポイントです。

「なぜだろうね」「どうしてだと思う?」というスタンスで一緒に考えることが大切です。

保育の観点で、こういう場面の場合ファンタジーで答えるというのがありますが、

ここでは、正解は出せなくともどんな可能性がありうるのかを問い重ねていくことが大切であると重きをおきます。

難しい問いに対しても、「ちょっと一緒に考えてみよう」と楽しみながら、一緒に調べたり考えたりしていきます。

思考を積み重ねていくと、子どもの思考力、発想力はどんどん広がっていきます。

日常の中に「なぜ?」を組み込んでいく考える

物理的視点を持って日常生活を送っている子どもは、物理的センスが磨かれます。

日常の中で、珍しいものや新しいものに触れた時、興味をもってその事象や現象について考える習慣が身に付いてきます。

こういった、日常を過ごしていくことで、子ども達の観察眼は磨かれ、自問自答しながら発想や創造を広げ、育んでいきます。

アート活動における物理的アプローチ

これまで、お話しした物理的要素をアート活動に取り入れると、

子どもがアートを通して表現していくプロセスに深みが増します。

一つの表現に意味付けがなされ、より豊かな表現になっていきます。

臨床美術という分野においても、「りんごを描く」というプログラムの中に、観察する段階というものがあります。

どんな形をしているか、どんな匂いがするか、どんな味がするのか

観察してから、りんごを描いていきます。

表現する前に観察することで、5感がフルに発揮され、表現の中に豊かに盛り込まれていきます。

りんごの匂いをどう表現するか、

りんごの味をどう表現するのか、

子どもの発想力や想像力は無限大で、あらゆる可能性を秘めていますので、非常に面白い表現が期待できるのではないかと思います。

物理的思考は、子どもの表現を飛躍させ、こどもの「今を生きるチカラ」「問題を解説するチカラ」「新しい価値を思考するチカラ」を育みます。

 

 

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